ダイエットや糖尿病などで、糖質制限をしている人にとって、豆乳は必須アイテムです。
牛乳に比べて糖質が少なく、腹持ちもするので、飲んでいる人が多いです。
「調整豆乳の糖質はどれくらい?」
「無調整豆乳とどれくらい糖質が違う?」
「一番糖質の少ない調整豆乳はどれ?」
そこで、市販の調整豆乳、全50商品の「糖質」を徹底調査しました!!
スーパーに並んでいる定番商品は100%網羅しました。
そして、調査結果を元に、調整豆乳を「糖質の少ない順」にランキングで紹介します。
※無調整豆乳の糖質ランキングは、「【無調整豆乳】糖質の少ない順ランキングTOP9」をご覧ください。
調整豆乳とは?
市販の豆乳は、主に3種類あります。
- 無調整豆乳・・・豆乳のみ
- 調整豆乳・・・豆乳に砂糖や油など加えて飲みやすくしたもの
- 豆乳飲料・・・豆乳に砂糖や油だけでなく、香料、果汁、ココア、コーヒーなども加えてさらに飲みやすくしたもの
つまり、「豆乳飲料」が一番豆乳の濃度が薄いです。
具体的には、大豆固形分(%)によって分類されています。
- ・無調整豆乳・・・大豆固形分8%以上
- ・調整豆乳・・・大豆固形分6%以上
- ・豆乳飲料・・・大豆固形分4%以上(果汁入り商品は大豆固形分2%以上)
今回は、無調整豆乳より飲みやすくておいしい「調整豆乳」と「豆乳飲料」の糖質について詳しく見ていきます。
※便宜上、ここからは調整豆乳と豆乳飲料合わせて「調整豆乳」と呼びます。
調整豆乳の糖質はどれくらい?
糖質量★ 無調整豆乳
(糖質2~4g)
糖質量★★ 牛乳
(糖質9~10g)
糖質量★★★ 調整豆乳
(糖質10g~)
※200mlあたりの糖質
このように、「調整豆乳が一番糖質が高い」というのが、今までの基本でした。
でも、糖質制限ブームにより、低糖質の調整豆乳が発売されて、調整豆乳の糖質が1~20g/200mlと幅がめちゃくちゃ広くなっています。
そのため、今まででは考えられなかった「無調整豆乳より糖質が低い調整豆乳」と、今まで通り「牛乳の倍近くも糖質が高い調整豆乳」の両方が存在している状態です。
そこで、本ページでは、
- ・糖質制限中にオススメの「糖質の低い調整豆乳」
- ・糖質制限中に要注意な「糖質の高い調整豆乳」
の両方を紹介していきます。
豆乳の糖質の見方
実際の商品を見ていく前に、糖質の見方を説明しておきます。
豆乳の糖質は、パッケージの裏を見ればすぐ分かります!
覚えておけば、スーパーで迷ったときに自分で調べられますよ。
基本的に、糖質(g)=炭水化物(g)です。
厳密に言うと、「糖質=炭水化物-食物繊維」ですが、豆乳は基本的に食物繊維0gなので、「糖質=炭水化物」になります。(食物繊維は豆乳の搾りかすのおからに含まれています。)
糖質の少ない調整豆乳ランキングTOP12
スーパーなどで買える、身近な「調整豆乳」全50商品の「糖質」を調査しました!
その中で、「糖質が5g以下」だった調整豆乳全12商品を紹介します。
糖質の少ない順にランキングで紹介してきます!
無調整豆乳でも糖質が2~4gあるので、甘味料入りで糖質5g以下のこれらの商品は、間食代わりにもなるし糖質制限中にオススメできます。
- ・コップ1杯200mlあたりの糖質
で比較しました。
※125mlのミニパック商品の場合は、125mlあたりの糖質でランキング順位を決定し、200ml換算した糖質量を説明文に記載しています。
1位
低糖質豆乳飲料ココナッツ
125ml 163円(税込)
■125mlあたり 糖質0.4g
出回っている調整豆乳の中でダントツで糖質が低かったです。
というより、ほぼ糖質ゼロですね。200ml換算しても糖質0.64gなので、2位の糖質1.8g/200mlに大きく差をつけています。
「【無調整豆乳】糖質の少ない順ランキングTOP9」で無調整豆乳の糖質ランキングを発表しましたが、その1位(糖質1.6g/200ml)よりも糖質が少ないです!!
つまり、無調整・調整含めて、一番糖質の低い豆乳はこれです。
ただ、豆乳にいろいろ加えられているので、豆乳感はかなり薄まっていて、味はほぼココナッツミルクです。
甘みも強いので糖質制限中のおやつに良いでしょう。糖質として消化されない甘味料(スクラロース)などを使っているので糖質が抑えられています。
大豆の栄養価や、豆乳の味を求めている人には微妙だと思いますが、とにかく低糖質の飲み物を探している人におすすめ。
原材料:大豆、難消化性デキストリン、植物油脂、食塩、酵母エキスパウダー、香料、乳化剤、pH調整剤、安定剤、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)
分類:豆乳飲料
店舗では売っておらず、通販のみです。
楽天:12本1950円 163円/本
アマゾン:30本5657円 189円/本
2位
トップバリュ 低糖質豆乳飲料 麦芽コーヒー&ココア
各200ml 各73円(税込)
■200mlあたり 糖質1.8g
イオンのプライベートブランドのトップバリュの商品です。
甘いミルクコーヒー、ミルクココアみたいな味なのに、糖質が1.8g!!イオンすごいですね。
「無調整豆乳の低糖質ランキング」の1位でも糖質1.6g/200mlでした。これは甘味料入りなのに、ほぼ糖質量が同じです。
やはり、こちらの商品も甘味料にスクラロース等を使って工夫していますね。
さらに、1本73円と激安なのでイオンが近い糖質制限中の人は買うべきです。
原材料:【麦芽コーヒー】大豆、植物油脂、コーヒー、食塩、麦芽エキス、香料、乳化剤、カラメル色素、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)、pH調整剤
【ココア】大豆、植物油脂、ココア、食塩、香料、安定剤、乳化剤、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)、pH調整剤
分類:豆乳飲料
3位
トップバリュ 低糖質調整豆乳
200ml 73円、1000ml 181円(税込)
■200mlあたり 糖質2.0g
こちらもトップバリュの商品です。
こちらは2位の麦芽コーヒー・ココアのようにフレーバー付きではなく、シンプルな調整豆乳です。
糖質量は2位(1.8g/200ml)とほぼ同じなので、好みによって好きな方を選んで良いでしょう。
麦芽コーヒー・ココアと違って、こちらは1000mlの大きいパックも売っているので毎日飲む人は安く買えるのでおすすめです。
原材料:大豆、植物油脂、食塩、乳化剤、香料、安定剤、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)
分類:調整豆乳
4位
スジャータ 調製豆乳
900ml 216円(税込)
■200mlあたり 糖質2.4g
スーパーでよく見かける調整豆乳です。
糖質2.4gで、3位のトップバリュ調整豆乳とほとんど差がないですね。
このあとも同じく糖質2.4gの豆乳が続くので、近くのスーパーで売っているものを買ってみてください。
原材料:有機大豆(カナダ、アメリカ)、植物油脂、天日塩、海藻エキス、醸造酢、炭酸カルシウム、乳化剤、リン酸カルシウム、香料、安定剤、甘味料(スクラロース)、ビタミンD
分類:調整豆乳
同率4位
マルサンアイ 調整豆乳 カロリー45%オフ
1000ml 213円(税込)
■200mlあたり 糖質2.4g
こちらも糖質2.4gで同率4位です。
ほとんどの調整豆乳は「油と甘味料」を加えているのですが、この調整豆乳は「油を加えていない」のが特徴です。
油分摂取にも気をつけている人にオススメです。すっきりした飲み口です。
無調整豆乳に、甘味料を加えて甘くしただけ、といった感じです。その甘味料は、糖質として消化されないスクラロースなどを使っているので糖質が少ないです。
原材料:大豆(カナダ)、食塩、乳酸カルシウム、香料、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)
分類:調整豆乳
ちなみに「カロリー45%オフ」ではない普通の調整豆乳↓は、糖質8.6g/200mlと糖質が高いので間違えないように。
同率4位
マルサンアイ 豆乳飲料 バナナ カロリー50%オフ
1000ml 213円(税込)
■200mlあたり 糖質2.4g
こちらも同じく糖質2.4gで同率4位です。
これは1個前で紹介した「マルサンアイ調整豆乳」にバナナ果汁を加えたもので、こちらも同じく油は加えていません。
バナナ味かそうでないかだけの違いなので、好みで好きな方を選んでください。
ただ、こっちは豆乳飲料なので大豆固形分が少なく、「マルサンアイ調整豆乳」の方が大豆固形分が多いので腹持ちが良いでしょう。
原材料:大豆(カナダ)、バナナ果汁、食塩、香料、安定剤、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)、pH調整剤
分類:豆乳飲料
5位
マルサンアイ 豆乳飲料 麦芽コーヒー カロリー50%オフ
1000ml 213円(税込)
■200mlあたり 糖質3.0g
こちらも同じくマルサンアイのカロリーオフシリーズの麦芽コーヒー味です。
これも油を加えていないのですっきりした飲み口です。バナナ味(糖質2.4g)、麦芽コーヒー味(糖質3.0g)でほとんど同じなので好みで選んで良いでしょう。
原材料:大豆(カナダ)、コーヒーエキスパウダー、食塩、麦芽エキス、香料、乳酸カルシウム、pH調整剤、甘味料(アセスルファムカリウム、スクラロース)
分類:豆乳飲料
6位
キッコーマン 調整豆乳
1000ml 203円(税込)
■200mlあたり 糖質4.1g
調整豆乳といえば、コレ!というくらい超定番の調整豆乳です。
無調整豆乳でも糖質4g/200mlの商品もある中で、砂糖を加えて糖質4.0g/200mlなので、優秀ですね。
また、ここまで紹介した調整豆乳は、全て、アセスルファムカリウム、スクラロースなどの人工甘味料を使っていました。
でも、これは「砂糖」を使っているのに糖質が4.0gに抑えられています。人工甘味料に抵抗がある人にオススメです。
原材料:大豆(カナダ)、砂糖、米油、天日塩、乳酸カルシウム、乳化剤、糊料、香料
分類:調整豆乳
7位
セブンプレミアム 調整豆乳
900ml 189円(税込)
■200mlあたり 糖質4.2g
ヨーカドーなどで売っているセブンプレミアムの調整豆乳です。
糖質4.2g/200mlなので、糖質量は無調整豆乳よりわずかに高い程度です。
(「無調整豆乳の糖質ランキング」で一番糖質が高かった無調整豆乳は糖質4.0g/200mlでした。)
原材料:有機大豆、砂糖、植物油脂、食塩、香料、乳化剤、安定剤
分類:調整豆乳
同率7位
ソヤファーム おいしさスッキリ調整豆乳
200ml 81円(税込)
■200mlあたり 糖質4.2g
200mlの飲みきりパックの調整豆乳。セブンプレミアムの調整豆乳と並んで糖質4.2gです。
※2019年11月にリニューアルし、200mlあたり糖質5.5gとなりました。
原材料は大豆、砂糖、油、と標準的な調整豆乳です。
原材料:大豆(アメリカ)、砂糖、植物油脂、食塩、乳酸Ca、香料、pH調整剤、乳化剤
分類:調整豆乳
8位
プロヴァメル オーガニック豆乳飲料
1000ml 578円(税込)
■200mlあたり 糖質4.8g
これはスーパーではなかなか見かけない商品です。
KALDIや成城石井などにはあるかもしれません。
プロヴァメルはヨーロッパではメジャーな豆乳ブランドで、厳選された有機大豆だけを使用したり、品質・原料にこだわったオーガニック豆乳飲料です。
ただ、値段が高いです。
原材料を見ると分かるように、砂糖や甘味料は入っていません。代わりにリンゴエキスを使っているので、さわやかな甘みで健康的です。
また、調整豆乳ではめずらしく、油を加えていないのでヘルシーです。
また、ふつうの調整豆乳は大豆固形分7%ほどですが、これは大豆固形分9%なので無調整豆乳並みの濃さです。
原材料:有機大豆、有機濃縮リンゴエキス、食用海藻粉、海塩
分類:豆乳飲料
9位
キッコーマン 特濃調整豆乳
1000ml 213円(税込)
■200mlあたり 糖質5.0g
6位で紹介した「キッコーマン調整豆乳」(糖質4.1g/200ml)より、大豆固形分が多い「特濃」タイプです。大豆固形分8%以上あります。
こちらの商品は、油が加えられていないのも特徴です。
ここまでで紹介した調整豆乳の中では大豆分が多くて濃厚なので、お腹にたまると思います。
紹介した中では糖質は高めですが、腹持ちが良く間食を防げるのでオススメできます。
原材料:大豆(カナダ)、砂糖、天日塩、乳酸カルシウム、乳化剤、糊料、香料、ビタミンD
分類:調整豆乳
■以上が、糖質5g以下の調整豆乳全12商品でした。糖質制限中におすすめです。
■続いて、逆に糖質がかなり高く、糖質制限中に要注意の調整豆乳を紹介するので覚えておきましょう。
糖質の高い要注意な調整豆乳
調整豆乳の糖質量は、商品によってかなり差があります。
ここでは、糖質制限中に要注意な、「糖質13g以上の調整豆乳」を全て紹介します。
スーパーでうっかり間違えて買わないように覚えておきましょう。
糖質13g~15g/200ml
- ・【糖質13.7g/200ml】
キッコーマン 豆乳飲料紅茶 200ml入り - ・【糖質15.7g/200ml】
キッコーマン 豆乳飲料麦芽コーヒー 200ml入り
糖質17g/200ml
- ・【糖質17.2g/200ml】
カゴメ野菜生活100 Smoothie 豆乳バナナMix 330ml入り - ・【糖質17.8g/200ml】
カゴメ野菜生活100 Smoothie ベリースムージー 豆乳ヨーグルトMix 330ml入り
糖質18g/200ml
- ・【糖質18.1g/200ml】
キッコーマン 豆乳飲料アーモンド 200ml入り - ・【糖質18.2g/200ml】
キッコーマン 豆乳飲料バニラアイス 200ml入り - ・【糖質18.4g/200ml】
キッコーマン 豆乳飲料甘酒 200ml入り
糖質20g/200ml
- ・【糖質20.2g/200ml】
めいらくスジャータ有機大豆使用 バナナ豆乳飲料 330ml入り - ・【糖質20.4g/200ml】
キッコーマン 豆乳飲料バナナ 200ml入り
糖質21~23g/200ml
- ・【糖質21.4g/200ml】
キッコーマン 豆乳飲料フルーツミックス 200ml入り - ・【糖質23.6g/200ml】
キッコーマン 豆乳飲料白桃 200ml入り
■以上が、糖質13g以上の要注意な調整豆乳でした。
■キッコーマンのフレーバー付き豆乳飲料は全部糖質がかなり高いので、注意してください!
ランキングまとめ
- 【糖質0.64g】低糖質豆乳飲料ココナッツ
- 【糖質1.8g】トップバリュ 低糖質豆乳飲料 麦芽コーヒー&ココア
- 【糖質2.0g】トップバリュ 低糖質調整豆乳
- 【糖質2.4g】スジャータ 調製豆乳
- 【糖質2.4g】マルサンアイ 調整豆乳 カロリー45%オフ
- 【糖質2.4g】マルサンアイ 豆乳飲料 バナナ カロリー50%オフ
- 【糖質3.0g】マルサンアイ 豆乳飲料 麦芽コーヒー カロリー50%オフ
- 【糖質4.1g】キッコーマン 調整豆乳
- 【糖質4.2g】セブンプレミアム 調整豆乳
- 【糖質4.2g】ソヤファーム おいしさスッキリ調整豆乳
- 【糖質4.8g】プロヴァメル オーガニック豆乳飲料
- 【糖質5.0g】キッコーマン 特濃調整豆乳
※200mlあたりの糖質量
無調整豆乳でも、糖質2~4gほどです。
なので、ここで紹介した調整豆乳は甘味料入りなのに糖質5g以下なので、全てオススメできます。
豆乳は糖質制限におすすめ!
豆乳は植物性食品なのでオススメ
糖質制限をしているとどうしても、チーズや卵など、動物性食品が多くなりがちです。
動物性食品の摂取が長く続くと体にも不調が出たりするのですが、豆乳は「植物性食品」です。
糖質制限中につい多く摂りがちな動物性脂肪を控えたい人には、豆乳はとてもオススメです。
食前に飲むとダイエットの効果あり
豆乳には糖質の吸収を遅らせる作用があります。
食前に100~200ml飲むのがオススメです。
糖質制限に関するページ
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