高血圧の方は、日々血圧が上がらないよう注意する必要があります。

「毎日飲めるお茶で、少しでも血圧が下がればいいな」

と思いますよね。

このページでは、血圧を下げる身近なお茶を5つ紹介します

東京医科歯科大学教授の藤田紘一郎 著「健康茶入門」や、「からだにいいお茶のすべて(大森正司 著)」などの専門書籍を引用しつつ紹介します。

是非健康に役立ててください。







高血圧へのお茶の効果

お茶とひとくちに言っても、緑茶、そば茶、ドクダミ茶…、など膨大な種類があります。

そして、それぞれのお茶に含まれる成分には違いがあり、効果も異なります。

ですから、高血圧に効く成分を知ってその成分が含まれるお茶を選ぶことが大切です。



高血圧に効くお茶の成分

高血圧になると、血管に負担がかかって動脈硬化を起こしやすくなったり、ポンプ役の心臓に障害を起こしてしまいます。

このような高血圧症には、以下の成分を含むお茶が良いと「からだにいいお茶すべて(大森正司 著)」、「健康茶入門(藤田紘一郎 著)」に書かれています。

  1. 有機ゲルマニウム
  2. サポニン
  3. フラボノイド
  4. γ-アミノ酸
  5. タンニン
  6. グリコース
  7. グリコキニン配糖体

例えば、フラボノイドの一種である「ルチン」は、毛細血管を丈夫にし血管を拡張して血流をスムーズにするので、血圧を安定させ、高血圧に効果があります。

また、タンニンやγ-アミノ酸にも血圧を下げる効果があります。

私たちがよく飲む煎茶などの緑茶にも、タンニンやγ-アミノ酸が多く含まれるので、おすすめです。





血圧が下がるお茶一覧

では、具体的にどのお茶が高血圧に効くのでしょう?

この4冊の専門書籍で「血圧を下げる」と紹介されていたお茶を、一覧表にまとめました。


  1. 東京医科歯科大学教授の藤田紘一郎 著「健康茶入門」
  2. 「健康茶薬効図鑑(船瀬俊介 著)」
  3. 「からだにいいお茶のすべて(大森正司 著)」
  4. 「日経ヘルス2014.9 健康茶入門」

お茶には膨大な種類があるので、血圧を下げるお茶もたくさんの種類があります。

そこで、4冊のうち3冊以上で「血圧を下げる効果がある」と紹介されているお茶をピックアップしました。

その結果、ソバ茶、ドクダミ茶、柿の葉茶、杜仲茶、ハブ茶の5つが、特に高血圧に効くお茶として定評があることが分かりました。

高血圧 お茶 一覧表



ソバ茶、ドクダミ茶、柿の葉茶、杜仲茶、ハブ茶。この5つのお茶に絞って、詳しく効果を説明していきます。





血圧が下がるお茶ベスト5

特に高血圧に効くお茶5つをおすすめ順に紹介します。


1.ソバ茶

血圧 下げる お茶 ソバ茶

ルチンが血圧を安定させ、高血圧を予防

血管を元気に若々しく保ちます


ソバは、良質のたんぱく質を多く含み、必須アミノ酸のトリプトファン、リジン、ルチンが含まれているのが特長です。

特にフラボノイドの一種であるルチンは、毛細血管を丈夫にし、血管を拡張して血流をスムーズにするので、血圧を安定させ、高血圧に高い効果があります。

また、最近ではダッタンソバが普通のソバの約80倍のルチン、ケルセチン(抗酸化作用がある)を含んでいることが分かりました。

ダッタンソバ茶は苦味がありますが、高血圧の方はできれば普通のソバ茶よりダッタンソバ茶を選びたいですね。

また、お茶だけでなくソバや雑炊などとして摂取しても良いです。



含まれる成分と作用

  1. ルチン
    (毛細血管強化作用、血圧安定作用、ビタミンCの吸収促進作用)
  2. トリプトファン
    (成長ホルモン促進作用、免疫力強化作用)
  3. リジン
    (脂肪燃焼作用、体組織の修復作用)
  4. ケルセチン
    (抗酸化作用)
  5. シス・ウンベル酸
    (メラニン色素の生成を抑制)


何に効果がある?

  1. 高血圧予防
    (ルチンの働きにより、血圧を安定させ高血圧を予防します)
  2. 動脈硬化予防
    (ルチンの血管を強くし血流を促す働きと、ケルセチンの血中コレステロールの酸化を防ぐ働きにより、動脈硬化を予防します)
  3. 肌荒れ改善、美肌効果
    (ルチンは、コラーゲンを生成するビタミンCの吸収を促進させ、シス・ウンベル酸がメラニン色素の生成を抑制するため、肌のシミ・ソバカスを防ぎます)

※その他にも、末端冷え性改善(ルチンの血流促進作用により)、肥満予防(ミネラル、ビタミンB1、B2がエネルギー代謝を促す)、糖尿病予防、疲労回復、心筋梗塞防止、脳卒中防止、免疫力強化の効果もあります。





2.杜仲茶

血圧 下げる お茶 杜仲茶

ピノレジノール・ジ・グルコシドには血圧降下に著しい効果があります。

杜仲は、中国に生える落葉樹で、その樹皮は5大漢方薬の一つで不老長寿の強壮薬として使われてきました。

杜仲の葉を裂くと、断面が粘って白い糸が引きます。このいかにも体に効きそうな粘液質こそグッタペルカという血圧降下や血管強化に強い効果がある物質で、高血圧や動脈硬化の改善効果があります。

また、発ガンのもとになる細胞突然変異を抑制する作用があるので、がん予防の効果もあると言われています。

ダイエット効果もあるので肥満の人にもいいでしょう。

ドラッグストアやスーパーでも売っています。



含まれる成分と作用

  1. グッタペルカ、ピノレジノールジグルコシド
    (血圧降下、血管強化)
  2. 杜仲茶配糖体
    (コレステロール低下、肥満防止)
  3. イリドノド
    (認知症防止、記憶力低下の防止)
  4. ゲニボシド酸
    (筋肉の老化防止、コラーゲン生成促進)
  5. アルカロイド、タンニン
    (鎮痛作用)


何に効果がある?

  1. 高血圧防止
    (ピノレジノール・ジ・グルコシドなどの働きにより、血圧を低下させ安定させるので高血圧を防止します)
  2. がん予防
    (ゲニポシド酸、イリドノドの働きによりガンを抑制します)
  3. ストレス解消
    (ゲニポシド酸が自律神経の緊張を和らげ、ストレスを解消します)
  4. 記憶力の低下防止
    (イリドノドが認知症のを防止し、ゲニポシドさんが記憶力低下を防ぎます)

その他にも、老化防止、肥満防止などの効果があります。



飲み方

杜仲茶は、ペットボトルやティーバックまで市販品が手に入りやすいです。

麦茶のような要領で、温かくしても冷やして飲んでも良いです。

焼酎やウィスキーを杜仲茶で割ってもよいです。





3.ドクダミ茶

血圧 下げる お茶 ドクダミ茶

クエルシトリン、イソクエルシトリンの働きにより高血圧を改善します。

ドクダミは古くから民間薬といて使われ、効果が広範囲に及ぶため、 “十薬” と呼ばれています。

クエルシトリンとイソクエルシトリンの血圧降下作用と利尿作用により、高血圧にも効果があります。

また、主な作用として抗菌・抗カビ作用や、体の熱や毒を排出する作用があり、インフルエンザなどの感染症の予防、アレルギー疾患、皮膚病などにも効果的。

身近な健康茶としてどんな人にもオススメです。



含まれる成分と作用

  1. クエルシトリン
    (血圧降下作用、毛細血管強化作用、脂肪蓄積抑制作用)
  2. イソクエルシトリン
    (血圧安定作用、利尿作用)
  3. イソクエルセチン
    (利尿作用)
  4. カリウム
    (血圧降下作用、腎臓の老廃物排泄作用、腸筋力強化作用)
  5. クロロフィル
    (抗炎症作用、血液正常化作用)


何に効果がある?

  1. 高血圧改善
    (クエルシトリン、イソクエルシトリンの働きにより、高血圧を改善します)
  2. 動脈硬化予防
    (クエルシトリンが血管壁を強化し、脂肪の蓄積を防ぎ、動脈硬化の予防をします)
  3. 便秘改善
    (クエルシトリン、イソクエルシトリンが腸の動きを活性化させ、便秘を改善します)
  4. 膀胱炎改善、腎炎改善
    (イソクエルシトリンの利尿作用により、膀胱炎、腎炎を改善します)

※その他にも、 解毒作用があるのでニキビや吹き出物の改善・アレルギー疾患・皮膚病・蓄膿症にも効果があります。また、代謝を促進する作用により肥満防止にも効果的です。



飲み方

ハトムギ茶やハブ茶、コーヒー、紅茶とブレンドしてもよいです。

麦茶とブレンドして冷やして飲んでもおいしいです。





4.柿の葉茶

血圧 下げる お茶 柿の葉茶

ルチン、タンニンなど血圧降下作用のある物質を多く含む

カキは果実を食べるだけでなく、種、ヘタ、葉に健康効果があることが古くから知られ、活用されてきました。

柿の葉茶は若葉を乾燥させたものです。

血圧を下げる作用のある物質を多く含むのが特長です。

また、もう一つの大きな特徴はビタミンCがレモンの約10~20倍と豊富に含まれていること。

そのため、風邪予防の効果も強いです。

このビタミンCはプロビタミンCというビタミンCになる前のもので、熱に強いのでお茶にしても壊れません。

春~8月ごろまでの柿の葉で作られたお茶はビタミンCが豊富です。

逆に、9月を過ぎるとビタミンCが減少し、タンニンが増えます。



含まれる成分と作用

  1. ビタミンC(プロビタミンC)
    (免疫力強化作用、血中コレステロール値低下作用、血管壁強化作用)
  2. ルチン
    (ビタミンC吸収補助作用、血圧降下作用、利尿作用)
  3. ケンフェノール
    (抗ヒスタミン作用)
  4. ケルセチン
    (アレルギー抑制作用、抗炎症作用、抗酸化作用)
  5. タンニン
    (血流促進作用、ビタミンC吸収補助作用、抗酸化作用、抗菌作用、血圧降下作用)


何に効果がある?

  1. 風邪予防・改善
    (ビタミンCの働きによりウイルスに対する免疫力を高め、ケルセチンがのどの痛みなどの炎症を抑えます)
  2. 高血圧・動脈硬化予防
    (ルチンやケルセチン、ビタミンCの働きで血管を拡げて血流を促し、動脈硬化や高血圧の予防になります)
  3. 花粉症予防
    (ケルセチン、ケンフェノールがアレルギーの原因であるヒスタミンを抑制し、花粉症を予防します)

※この他にも、肌荒れ改善、脳卒中予防、抗菌作用、眼底出血の改善、蛇の毒の解毒などにも効果があります。





5.ハブ茶

血圧 下げる お茶 ハブ茶

アントラキノン誘導体が血中コレステロールを減らし高血圧を改善

高血圧改善から、便秘解消(整腸作用、緩下作用)、更年期障害まで、効果は広範囲に及びます。

主成分のアントラキノン誘導体にコレステロール低下作用や抗酸化作用があるので、血圧を正常に戻し、高血圧を改善する効果があります。

また、眼の疲れや充血を取り、眼に活力を与えるお茶です。これは、便秘解消・利尿作用により体毒をすみやかに排出することで肝臓への負担を減らし、肝機能を向上させ目に活力がでるというわけです。

エビスグサの種を使ったものと、ハブソウの種を使ったものが市販されていますが効果は同じです。



含まれる成分と作用

  1. アントラキノン誘導体
    (腸のぜんどう運動向上効果、緩下作用、利尿作用、コレステロール低下作用、抗酸化作用)
  2. ビタミンA
    (皮膚や粘膜の新陳代謝促進、眼の正常保持)


何に効果がある?

  1. 便秘解消
    (アントラキノン誘導体が腸のぜんどう運動を向上させ、便秘を解消します)
  2. 高血圧改善
    (アントラキノン誘導体のコレステロール低下作用、抗酸化作用により、血圧を正常に戻し、高血圧を改善します)
  3. 健胃作用
    (アントラキノン誘導体の働きにより、胃を正常に保ちます)
  4. 更年期障害改善
    (アントラキノン誘導体が更年期障害にともなう諸症状を改善します)
  5. 眼精疲労改善
    (アントラキノン誘導体が肝臓の負担を軽くし、肝臓から来る眼精疲労を回復させます)

※この他にも、便秘解消作用により肌荒れ解消や腎臓強化にも効果があります。また利尿作用によって尿酸が排出されるので疲労回復、むくみにも効果的です。二日酔い防止、肩こり緩和などにも。



選び方

現在主に流通しているハブ茶はエビスグサの種を使ったものですが、小粒のほうが成分的に優れています。





選び方

特に高血圧改善に定評がある5つのお茶について紹介しましたが、どれを飲むか決まりましたか?

迷っている方は飲みやすさや、血圧以外の効果も判断材料にすると良いでしょう。



飲みやすさで選ぶ

健康茶の効能・効果を得るためには、飲み続けることが大切です。

なので、飲みやすい好みの味のお茶を選ぶといいでしょう。

好みは人それぞれですが、一般的に飲みやすいと言われている順で並べてみましたので参考にしてください。


  1. ソバ茶
    飲みやすさ ★★★★
  2. 杜仲茶
    飲みやすさ ★★★☆
  3. 柿の葉
    飲みやすさ ★★★☆
  4. ハブ茶
    飲みやすさ ★★☆☆
  5. ドクダミ茶
    飲みやすさ ★★☆☆

この5つのお茶は、基本的にはどれも飲みやすいです。ハブ茶とドクダミ茶が少しクセがある程度です。



血圧以外の効果も見て選ぶ

血圧を下げる以外で自分に合う効果があれば、一石二鳥ですよね。

「血圧以外の効果」にも注目すると選びやすいです。


  1. ソバ茶
    動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病全般に効きます。
    末端の血流を促すので冷え性改善の効果もあります。
    肥満予防にも。
  2. 杜仲茶
    ダイエット効果があるので肥満防止になります。
    また、ガン防止、認知症防止などにも効果があります。
  3. ドクダミ茶
    万能な効果がある健康茶です!
    特に解毒作用があるので、アトピーなど皮膚病や蓄膿症、インフルエンザなどの感染症予防に効果的。
  4. 柿の葉茶
    ビタミンCが豊富なことで有名です!
    そのため、喫煙者のビタミン補給や風邪予防になります。
  5. ハブ茶
    目に活力を与えるお茶と言われています。
    肝臓を回復させる作用によって、眼の疲れや充血を取ります。




まとめ



血圧を下げるお茶

  1. ソバ茶・・・ルチンという成分が、血管を丈夫にし、血管を拡張して血流をスムーズにするので、血圧を安定させ、高血圧に高い効果があります。また、生活習慣病全般にも効果あり。
  2. 杜仲茶・・・ピノレジノール・ジ・グルコシドという成分に、血圧降下や血圧強化の作用があり、高血圧に高い効果があります。また、ダイエットにも効果あり。
  3. ドクダミ茶・・・クエルシトリンとイソクエルシトリンという成分に、血圧降下と利尿作用があり、高血圧に効果があります。また、デトックス効果もある。
  4. 柿の葉茶・・・ルチン、タンニンなど、血圧降下作用のある物質を多く含むので、高血圧に効果があります。ビタミンCが豊富なのも特徴です。
  5. ハブ茶・・・主成分のアントラキノン誘導体にコレステロール低下作用や抗酸化作用があるので、血圧を正常に戻し、高血圧を改善する効果があります。また、目に活力を与える効果もある。


いくつか健康茶の文献を見たところ、特に「杜仲茶」と「ソバ茶」が血圧降下の効果が強いようです。

どれも手に入りやすいメジャーなお茶なのでいくつか試してみてもいいですね。




コンビニで買えるお茶もある

コンビニで飲み物を買う時も、少しでも高血圧に効果のあるお茶を飲みたいです。

血圧を下げる効果のあるものを一部紹介します。



伊藤園 伝承の健康茶 ソバ茶

血圧 下げる お茶 コンビニ ソバ茶



小林製薬 杜仲茶

血圧 下げる お茶 コンビニ 杜仲茶



アサヒ 十六茶

血圧 下げる お茶 コンビニ ハブ茶 十六茶

ハブ茶がブレンドされています。



とうもろこしのひげ茶

血圧 下げる お茶 コンビニ とうもろこしのひげ茶

ご参考になりましたら幸いです。最後までお付き合いいただきありがとうございました。



関連記事

【ストレス解消・リラックス効果】ハーブティーお薦め3選ストレス解消・抗うつ効果のあるハーブティーを3つご紹介します。病院に行くほどでもないストレスを手軽にハーブティーでリラックスしましょう。
themeupgo.com