「寝ても疲れが取れない」
「とにかく体が重い、ダルイ」
だから、サプリを飲んでスカッと疲れを取りたい!!
という人が多いです。
でも、薬局には様々なサプリメントが売っていて、どれを買うか迷っちゃいますよね。
疲労回復の効果が実証されている
サプリ・市販薬を9個厳選して紹介します!!
- 今ある疲れを取るサプリ
- 疲れを予防するサプリ
両方の商品を紹介しますよ。
疲労の原因から、サプリの正しい選び方まで徹底解説しました。
成分と効果を理解して本当に疲れに効サプリを選びましょう!
疲労の原因
まず、疲労の原因を知っておきましょう。
原因を知ることで、本当に疲れに効くサプリを選べるようになります。
疲労の原因は活性酸素!
体が疲れる根本的な原因は、「活性酸素」なんです。
活性酸素がどのように疲れを引き起こすのでしょう?
3段階に分けて
簡単にまとめました。
STEP
活性酸素は、運動したりストレスが増えると大量に発生します。
STEP
活性酸素が増えると、体内の細胞が傷ついてしまいます。
STEP
細胞が傷ついたことによって、エネルギー生産が低下し、疲労を感じます。
私たちの体は、エネルギーによって動いているため、エネルギーが少なくなると疲れを感じるのですね。
活性酸素によってエネルギー生産が
低下するので疲れます。
疲労回復サプリの効果
疲れの原因が分かったところで、サプリはどのような効果があるのでしょう?
疲れに効くサプリには、大きく分けて2種類あります。
- 今ある疲れを取るサプリ
- 疲れを予防するサプリ
それぞれ、どのように効くのか説明します。
今ある疲れを取るサプリ
今ある疲れを取るサプリは、エネルギー生産を増やしてくれます。
前項で説明したように、疲れを感じるということは「エネルギー生産が低下している」状態です。
そこで、エネルギー生産を増やす効果のあるサプリを飲めば、エネルギーが増えることで、元気が出ます!
また、増えたエネルギーで、活性酸素で傷ついた細胞も修復してくれます。
疲れを予防するサプリ
疲れを予防するサプリには、「抗酸化成分」が含まれています。
「抗酸化成分」は疲れの元となる活性酸素を除去して、細胞を傷つけないようにします。
細胞が傷つかないと、エネルギー生産が低下しないので、元気が持続できます!
「ビタミンC」や「ビタミンE」も抗酸化成分です。
疲労回復サプリの成分一覧
今ある疲れを取りたいなら
エネルギー生産を増やす成分
疲れを予防したいなら
抗酸化成分
を取ればOKです。
両方のWの作用を持つ成分もあるんです!
今ある疲れと予防のW作用のサプリ
エネルギー生産を増やす成分+抗酸化成分
- イミダゾールジペプチド
- コエンザイムQ10
- アスタキサンチン
今ある疲れを取るサプリ
エネルギー生産を増やす成分
- ビタミンB1誘導体
- クエン酸
- Lカルニチン
- オルニチン
疲れを予防するサプリ
抗酸化成分
- 緑茶カテキン
- リンゴポリフェノール
- ビタミンC
- ビタミンE
それぞれの具体的な効果と、オススメ商品を紹介していきます。
1.今ある疲れ&予防のW作用サプリ
「エネルギー生産を増やす成分+抗酸化成分」により、今ある疲れの軽減と予防のW作用を持つサプリです!
いつも疲れているという人は、慢性的なエネルギー不足かもしれないのでこれらのWパワーの成分を選びましょう。
3つの商品を紹介します。
1.イミダゾールジペプチド
DHCイミダゾールペプチド 30日分
4158円
※1日分にイミダゾールジペプチド225mg含有
抗疲労成分として最近注目されている成分。
渡り鳥や回遊魚の驚異的な運動量の原動力にもなっている成分です!!
鶏胸肉やマグロ、かつおに多く含まれます。
イミダゾールジペプチドは、疲れの元となる活性酸素を除去する強力な抗酸化作用があり、疲労を予防できます。
また、糖の代謝をスムーズにしてエネルギー代謝を促進したり、糖とは別に脂質の燃焼を促進してエネルギー生産をUPする作用もあり、活性酸素によって傷ついた細胞を修復し、今ある疲れも取ってくれます。
効果の実証結果
疲労感のある男女212人を3つのグループに分けて疲労感を毎週測定しました。
イミダゾールジペプチド200mg/日を飲むグループ
イミダゾールジペプチド400mg/日を飲むグループ
偽成分を飲むグループ
その結果、400mgのグループは、摂取2週間後から偽飲料に比べて疲労感が明らかに低下しました。
200mgのグループは、摂取3,4週間後から偽飲料に比べて疲労感が明らかに低下しました。
2.コエンザイムQ10
リケン還元型コエンザイムQ10 30日分
2130円
※1日量中に還元型コエンザイムQ10を100mg含有。疲労予防効果のあるビタミンEも配合。
コエンザイムQ10は、体内のエネルギー生産の最終段階で必要となる補酵素です。
そのため、コエンザイムQ10を補給すると、エネルギー生産がUPして疲れを改善してくれます。
また、活性酸素を除去する抗酸化作用もあり、疲れの予防にもなります。
コエンザイムQ10は、成人男性で体内に1.5gほど存在し、その95%がエネルギー生産に使われます。
特にエネルギーを必要とする心臓の筋肉に多く含まれるほか、腎臓、脾臓(ひぞう)に多く含まれ、疲れや息切れの改善のはたらきがあります。
コエンザイムQ10の必要量の半分は体内で合成され、残りの半分は食事から摂取していますが、加齢によって体内合成量が減少していくので、不足しがちです。
加齢以外にも、激しいスポーツをする人、更年期の女性、ストレスが多い人などは、コエンザイムQ10が多量に消費されるので、不足しがち。
コエンザイムQ10が不足すると、エネルギー生産が滞るため、疲れやすくなります。
1日当たり100~300mgの還元型コエンザイムQ10で疲労感が軽減するという研究があります。
市販のサプリの多くが「酸化型コエンザイムQ10」ですが、体内で使われるときは還元型に変換して使われるので、「還元型コエンザイムQ10」がおすすめです。特に、慢性疲労症候群の患者は、還元型に変換する力が弱いので、還元型の方がいいでしょう。
効果の実証結果
スポーツ選手25人を2グループに分けて、1日90mgの「コエンザイムQ10」と「偽サプリ」を6週間ずつ交代で飲んだところ・・・
どちらのグループも、コエンザイムQ10を取っていた期間後の最大酸素摂取量が高かったことが確認されています。
また、疲労が蓄積すると脳内で炎症が起こり、脳機能も低下することが分かっていますが、コエンザイムQ10がこの脳内炎症を抑制したという研究結果もあります。
3.アスタキサンチン
ネイチャーメイド アスタキサンチン 15日分
1463円
※1日量中にアスタキサンチン10.8mg含有
アスタキサンチンは、えび・鮭・イクラなどに含まれる赤色色素です。
強力な抗酸化作用があり、疲れの元になる活性酸素を除去して疲れを予防します。
また、脂肪を燃やすことでエネルギー生産の効率がUPし、今ある疲労も改善してくれます。
アンチエイジングの美容目的で飲んでいる人も多いです。よく化粧品にも配合されています。美容と疲労に効果があるので女性に特におすすめ!
効果の実証結果
スポーツ選手にアスタキサンチンを飲ませた実験では、アスタキサンチンの摂取が筋肉の疲労を抑えることが確認されています。
また、活性酸素による酸化ストレスが高い閉経後の女性21人に、1日12mgを8週間毎日飲ませたところ・・・
眼の疲れ、肩こり、冷え性、寝付きが悪いなどの項目が明らかに改善していました。
2.今ある疲れを取るサプリ
「エネルギー生産を増やす成分」により、不足しているエネルギーをどんどん作り、今ある疲れを取ります。
特に食事が偏っている人は、栄養不足でエネルギーが上手く作れず、慢性的にエネルギー不足で疲れている可能性があるのでこれらのサプリがおすすめです。
今ある疲れを取るサプリを
4つ紹介します。
1.ビタミンB1誘導体
[医薬品] アリナミンA 60錠(20日分)
1400円
※1日量中にフルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)109mg含有
炭水化物などの糖をエネルギーに変えてくれるビタミンB1が配合されたサプリです。
今すぐ疲れをなんとかしたい!という時は、医薬品の商品がオススメです。
ビタミンB1をさらに効きやすい「ビタミンB1誘導体」の形で配合しているのが医薬品の特徴です!
運動をした時や、甘いものをたくさん食べた時、炭水化物をたくさん取った時などに体内のビタミンB1を使い切ってしまい、エネルギー生産が滞り、疲れが出ます。
そのため、外から補うとエネルギー生産がUPし、疲労回復の効果があります。
効果の実証結果
フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)を使った動物実験では、筋肉疲労の回復促進効果や持久力の延長効果が確認されています。
2.クエン酸
グリコ パワープロダクション クエン酸&BCAA 10回分
1600円
※1回分にクエン酸5gと必須アミノ酸4gのほかビタミンCなど含有。水に溶かして飲む。
クエン酸は、梅干やお酢に含まれる成分として有名です。
クエン酸を補給すると、体内のエネルギー生産工場が動き出し、エネルギー生産効率がUPして今ある疲れを改善します。
「グリコ クエン酸 BCAA」は、疲れた日の夜に飲めば、朝かなり楽です。1回分が100円~とちょっと高いのですが、効果も高いです。私は疲れ過ぎてどうしようもない時に飲んでます。これより安いクエン酸の商品もありますが、「グリコ クエン酸 BCAA」はクエン酸含有量が多く、一番効果がありました。
Amazonレビューでも、「登山やマラソンの疲れも軽減される」など高評価です。
重度の疲れをすぐに解消したい人や、スポーツによる疲れにおすすめです。
効果の実証結果
疲労している男女816人を2つのグループに分け、「クエン酸2.7g」と「偽成分」を毎日1本、4週間飲み続けたところ、
クエン酸を飲んだグループは、偽飲料を飲んだグループに比べ、全体疲労感や身体的疲労感、イライラ感などが明らかに軽減していました。
3.Lカルニチン
DHC カルニチン 30日分
1338円
※1日量中にLカルニチン750mg含有
脂質のエネルギー化を推進してエネルギー生産がUPし、今ある疲れを改善します。
ぽっちゃり体形の人におすすめです
活性酸素によって傷ついた細胞を修復するためのエネルギーを作るには、糖や脂質が必要です。
そのため、脂質のエネルギー化を推進するLカルニチンがたくさんあると、エネルギー生産がUPし、細胞が修復されて疲労回復します。
脂質をエネルギーに変えるので、体形維持にも良く飲まれるサプリです。
効果の実証結果
高齢者を「1日4gのLカルニチンを飲むグループ」と「飲まないグループ」に分けたところ・・・
Lカルニチンを飲んだグループの方が、肉体的にも精神的にも明らかに疲労感が改善したと確認されています。
また、Lカルニチン摂取による筋疲労低減のデータもあります。
4.オルニチン
DHC オルニチン 30日分
1080円
※1日量中にL-オルニチン塩酸塩1280mg(オルニチンとして1002.9mg)含有
オルニチンは、エネルギー生産を低下させる「アンモニア」を除去する作用があります。
アンモニアを除去し、エネルギー生産をUPして今ある疲れを取ります。お酒を良く飲む人にオススメ!
アンモニアは、体内のエネルギー生産工場内の酸化還元バランスを崩し、エネルギー生産を低下させる成分です。
オルニチンは、そのアンモニアを無害な尿素に変換するので、オルニチンを補給するとエネルギー生産を改善させる効果があります。
お酒の飲みすぎで肝機能が低下するとアンモニアが処理しきれずに発生するので、特にお酒を飲む人におすすめです。
オルニチンはアンモニアから体を守ってくれる成分です。
オルニチンは、シジミやアサリなども含まれています。
効果の実証結果
実際に、「オルニチンを2.4g飲むグループ」と「飲まないグループ」に分けて、精神的ストレスを与えた実験では・・・
オルニチンを飲んだグループの方が、翌朝の疲労感が明らかに軽減したと確認されています。
3.疲れを予防するサプリ
「抗酸化成分」によって、疲れの元となる活性酸素を除去するので、疲れを予防できます。
立ち仕事やスポーツをする予定がある人、タバコを吸う人などは、活性酸素を除去してくれる「抗酸化成分」をあらかじめ補給しておくと疲れの予防になります。
また、ここで紹介する2つの成分以外にも、ビタミンC、ビタミンE、カロテノイドなど、抗酸化成分を複数飲んでおくとより効果的です。
ビタミンC、Eは薬局で入手しやすいので
ビタミンC、Eから試してみてもいいですね。
1.緑茶カテキン
プレミアムカテキン 30日分
2057円
※1日量中にカテキン650mg含有。カフェインはほとんど含まれていません。
強力な抗酸化力があり、疲れの元となる活性酸素を除去してくれます。
脂肪燃焼を推進して、体脂肪を減らす働きもあります。
効果の実証結果
男女18人を「緑茶カテキン540mgを飲むグループ」と「緑茶カテキンが含まれない飲料を飲むグループ」の2つに分けて、4週間の飲用後、4時間の運動と4時間の休息を経て疲労度を測定したところ…
緑茶カテキンを飲んだグループは肉体疲労が抑えられていたというデータがあります。
2.リンゴポリフェノール
アサヒ 若摘みりんごポリフェノール 30日分
3880円
1日量中にリンゴポリフェノール200mg、ビタミンE100mg、ビタミンC30mgなど含有。
高い抗酸化力があり、疲れの元となる活性酸素を除去してくれます。
リンゴの皮の部分に多く含まれる成分です。
活性酸素を除去して疲労を予防する以外にも、脂肪の吸収を抑制する作用もあります。
効果の実証結果
男女18人を「リンゴポリフェノール1.2gを飲むグループ」、「ビタミンC1gを飲むグループ」、「偽成分を飲むグループ」の3つに分けて、8日間摂取後2時間の運動負荷を経て肉体疲労を測定したところ…
ビタミンCでは効果が無かったが、リンゴポリフェノールを飲んだグループでは疲労が抑えられたと確認されています。
まとめ
疲れの原因
疲れの原因は「活性酸素」!
- 活性酸素は運動やストレスで発生する
- 活性酸素は体内の細胞を傷つける
- 細胞が傷つくと、エネルギー生産が低下するから疲れを感じる
いつも疲れているという人は
「活性酸素の除去」と「エネルギー生産UP」を同時に対策しましょう。
今ある疲れを取りたい人は
疲れを感じるということはエネルギー生産が低下している状態です。
「エネルギー生産を増やす成分」
が入ったサプリを飲みましょう。
エネルギーが増えることで元気が出ます!
増えたエネルギーで、活性酸素によって傷ついた細胞も修復してくれます。
疲れを予防したい人は
疲れの元となる活性酸素を除去する「抗酸化成分」が入ったサプリを飲みましょう。
抗酸化成分は疲れの元となる活性酸素を除去して、細胞を傷つけないようにします。細胞が傷つかないとエネルギー生産が低下しないので、元気が持続できます。
併せてビタミンCやE、カロテノイドなどの抗酸化成分を取ると良いです。
まずは入手しやすいビタミンC、ビタミンEだけ飲み始めても◎
ストレスや精神不安による
寝不足で疲れている人は
こちら記事も参考になります。
ストレスや寝不足に効くサプリメント紹介記事