ヒアルロン酸注入は、肌のシワやたるみ、ほうれい線を目立たなくする、またはアゴをシャープにさせたい時などに有効な治療法です。

手術に比べると安全で、その上、ヒアルロン酸はアレルギーを起こさないため成分としても安全性が高く、一躍広まった治療ですが、もちろんある程度のリスクはあります。

この記事では、

どのような失敗が起こり得るのか

どのように対処すればいいか

どのように失敗を防げるか

を順に紹介します。

自身の大切な顔に関わることなので、しっかりとリスクまで検討して治療をスタートしてください。

関連記事:ほうれい線の全4治療&整形手術の完全比較(費用や注意点)

目次

ヒアルロン酸注入の3つの失敗リスク

【1】 皮下出血

注入の際に小さな血管に傷が付き、皮膚の下で出血することがあります。

皮下出血を起こすと注入した部分が青くなります。
(1cm大ほどの青たんになることがほとんど。)

特に目元に注射した場合に起こりやすいです。

また、年齢が上がるほど皮下出血の率は高くなり、60歳以上の人に特に起きやすいです。

対処法

放っておいても1~2週間で血液が吸収され、自然に治ります。

治るまでの間はコンシーラーなどで隠しましょう。

【2】 注入した所が目立つ

医師の技術が悪いと、注入したものが目立ってしまうことがあります。

注入部位が浅かったり、量が多すぎた場合、表情が動いたときにコロッとした注入物が表面から見えたりします。

対処法

数ヶ月経って体内にヒアルロン酸が吸収されればもちろん治ります。

また、ヒアルロン酸の分解を促進する薬があり、それを注射して早く吸収させることも出来ます。

【3】 硬い結節状のものが出来る

非常にまれですが、何度も注入をするとその部分の皮膚に硬い結節状のものが出来てしまう現象も報告されています。

結節状とはシコリのことです。

ヒアルロン酸注入の失敗Q&A

Q.特に失敗しやすい箇所は?

強いて言うなら額です。

額はすぐ下が骨なので、皮膚が薄い人の場合、注入すると凸凹になることがあります。

Q.どうしても失敗したくない場合は?

一気に注入せず、少しずつ注入することをおすすめします。

かなりくっきりとしたシワがある人は、数週間おきに数回に分けて注入すると自然に仕上がったり、

周りに気付かれないように少しずつ注入している人もいます。

Q.どうしたら失敗しない美容外科を選べますか?

施術に「絶対」ということはありません。

でも、出来るだけ失敗しないために、良いクリニックを選ぶポイントがあります。

1.誇大広告しない美容外科を選ぶ

2.施術法の種類が多い美容外科を選ぶ

3.医者の医師としての経歴、専門分野を確認する

4.美容外科ランキングサイトの鵜呑みは危険

5.低価格の美容外科は倒産の危険も

6.看護婦さんがころころ変わる美容外科は注意

この6つのポイントを頭に入れて置くと失敗することが減ります。

詳しくはこちらで記載しているので確認してください。

関連記事:美容外科の選び方|失敗しない6つのポイント

Q.ヒアルロン酸が体内に吸収された後、前よりシワがひどくなることはない?

シワはひどくなりません。

なくなってしまったあとは、注入する前の状態に戻ります。

もういちど注入すればまたシワが無くなりますが、もう一度注入しないといけないというものではもちろんありません。

Q.アトピーやケロイド体質の人でもできる?

肌が弱くても問題なく治療できます。

注射は肌の表面に負担をかけないので、肌質には影響しません。

まとめ

ヒアルロン酸は、糖の一種でアレルギーも起きず、安全で人気の治療法です。

でも、以下のような失敗するリスクももちろんある。

皮下出血で青たんが出来る
→1,2週間で自然に治る

注入箇所が目立つ
→体内に吸収されるのを待つか、ヒアルロン酸分解注射をすれば治る。

結節状のものが出来る
→何度も注入するとまれに起きる。

特に失敗しやすい箇所は「額」。額に注入する方は医師としっかり相談を。

失敗が怖い場合は、少しずつ注入する方法もありますので検討してください。

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